【リカバリCD/DVD作成】Sysprep? OPK? 【その3】(自分メモ)
■SysprepとOPK 比較検証
なぜか手元にあるOPK(OEM Pre-installation Kit)とSysprepの比較をしてみます。
Sysprepはウィザード形式で簡単な環境ファイルを作ることが出来てmini-setupという企業向け設定も容易です。 しかし前者のOPKというと、Sysprepに+して差分イメージを作成、環境ファイルもカテゴリ毎に別れており細かくカスタムして構築イメージを出力して、インストール時に統合する感じ。 その代わり企業特有の設定が出来るけど、一般含めてそこまでカスタムしてるのは体験版ソフトてんこ盛りの国内メーカーぐらい。
早い話が、そこまでやる気がないなら特定のPC用にリカバリCD/DVDを作成する場合に対しては
事前にDefaultUser環境を作ってのSysprepという事になります。
Sysprepは、「ようこそ」ウィザード、mini-setupの2種類が用意されてますが、メーカー初回起動タイプの対話式「ようこそ」なので今回はこれです。
Sysprepの利用方法は以下の以下のサイトを参照させていただきました。
- http://sites.google.com/site/ta2masaru/Home/windowsxp%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%BA/sysprep%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%A3%E3%81%9F%E5%88%9D%E6%9C%9F%E5%8C%96
- http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/553sysprep/sysprep.html
■「ようこそ」時での問題
1.PC名がSysprepを当てた時のPC名をそのまま初回時引き継ぐ(→青帯かかって変更は可能)
- 最初からPC名を自然なものにしておけばいい。「"INPUT_PLZ"」等。念のためSysprep.infも同じ名前で。
2.ウィザード途中でWindowsファイルのPathを聞かれてしまう。
(その都度参照で回避可能)
- 既に展開済みのファイルでも良いが、元ソース(file.xx_)でも可能。OSインストール時コピーのc:\i386指定。
- InstallFilesPath=C:\i386
- DistFolder=C:\i386 (DistはOPK部分の名残り?)
3.Sysprep.inf内でのPC名、ProcudyKeyの設定が無効になってしまう(→いちいち入力が面倒)
- 全然判らず結構苦労しました。某Q&Aではmini-setupじゃないと「出る仕様」とか言ってるし。
- Sysprep.inf [UserData] ProductKey="xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx" と同じIDを↓ファイルにも記述する。
- C:\WINDOWS\system32\oobe\oobeinfo.ini
MS情報にもありますが「OEM の事前ライセンス認証の保持」とかいう判らないタイトル。
これで「ようこそ」ウィザードでProductKeyが聞かれません。
■サンプル(C:\sysprep\sysprep.inf)
;SetupMgrTag
[Unattended]
InstallFilesPath=C:\i386
[GuiUnattended]
EncryptedAdminPassword=NO
OEMSkipRegional=1
TimeZone=235
[UserData]
ProductKey="xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx"
FullName=""
OrgName=""
ComputerName="INPUT_PC"
[RegionalSettings]
LanguageGroup=7
Language=00000411
[SetupMgr]
DistFolder=C:\i386
DistShare=windist
[Identification]
JoinWorkgroup=WORKGROUP
[Networking]
InstallDefaultComponents=Yes
■サンプル(C:\WINDOWS\system32\oobe\oobeinfo.ini 追記)
[Version]
ProductKey="xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx"
次回、【リカバリCD/DVD作成】外部HDにImage作成 【その4】(自分メモ) です。